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【湯河原さんぽ①】ちょっと大人な雰囲気と、自然を楽しむ温泉街。

こんにちは!2月18日(木)から2月28日(日)に開催される「万葉子ぼんさい」の舞台となる湯河原について、どんな場所なのか紹介しています。書き手は、日本文化を次世代に伝えていくことに興味のある、大学生のももです。

今回のイベントに先立ち、私もはじめて湯河原に行ってきました!みなさん、湯河原に対してどんなイメージがありますか?私は、なんとなく温泉や旅館が多そうな、そういえば国語の資料集で、文豪の集まる場所として載っていたような…?というくらいでした。

前情報で、近隣の箱根や熱海といった温泉街よりも観光地感の少ない、大人な場所だよとも聞いていたので、ちょっとドキドキしながら湯河原に向かいました。

東京から電車に揺られること90分ほど。次第に車窓から山も海も見えるようになり、テンションがあがります。

湯河原温泉公式観光サイトによると、湯河原は古くから万葉集に詠まれ、夏目漱石や与謝野晶子といった文豪が集う温泉街なのだとか。近くの箱根や熱海といった温泉に比べても、湯河原の泉質は非常に良いとされていて、温泉通や、観光地よりももっと自然な、落ち着いた雰囲気を楽しみたい人たちに愛される町だそうです。

湯河原について私たちがまず向かったのは、万葉子ぼんさいのメイン会場となる湯河原町立美術館。期間中はこちらで、日本を代表する一流の本格的な盆栽が展示されたり、みなさんのお家で楽しめるミニ盆栽のワークショップが行われたりします。

歴史を感じるこちらの美術館は日本庭園がついていて、更にそれを眺めながら足湯に入ったり、コーヒーを飲めたりするカフェもあるんです。静かにこの景色を楽しむのに、ぴったりの場所だと感じました。

美術館を出て、さらに湯河原の奥の方へとお散歩してみました。

私たちが歩く道沿いには川が流れていて、常に水の流れる音が聞こえ、温泉の煙があちらこちらから漂い、まさに温泉街という雰囲気です。湯けむりがあがっているところはなんとなく暖かいような感じがして、かといって硫黄臭いわけではなく、とても気持ちがいいです。

リラックスして湯河原の町を歩きながら私たちが探していたのは、滝です。水が非常に豊かな湯河原には、だるま滝、不動滝、五段の滝などたくさんの滝があります。それらを巡りました。

滝巡りの途中で、湯河原在住の素敵なご婦人が声をかけてくれました。その方によると、ここらへんは夏にはホタルがきれいに見えるのだとか。水がきれいな証拠ですね。秋には紅葉、春には梅の花が楽しめるとのことでしたが、私は静かで空気が凛としているこの冬の景色も好きだなと思いました。

湯河原はこんなふうに、ちょっと大人びた雰囲気の中で、四季おりおりの自然の美しさを楽しめる場所です。それに、誰でも受け入れてくれる優しさも感じました。湯河原さんぽで見つけた魅力はまだまだあるので、引き続き紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみに。

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\\万葉子ぼんさい -beginning- 開催//

神奈川県湯河原町を舞台に、2月18日(木)から2月28日(日)までの10日間、万葉子ぼんさいのイベントが開催されます。
盆栽という日本の伝統文化をもっと多くの方々に楽しんでほしいという思いで、新しい風も取り入れながら、美術館での展示やワークショップ、盆栽ライブパフォーマンス、神奈川のクリエイターにようモノづくり市などを行います。ぜひ足をお運びください!
(新型コロナウイルス感染症の状況により、イベントの内容は変更される可能性があります。)

著者:もも

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